転職

【転職体験談】転職してその後どうなった? 新卒で失敗しないためのアドバイスも。

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Photo by Mat Reding on Unsplash

こんにちは。社畜のリーマンです。

サラリーマンなら一度は考える「転職」ですが、現在の職場に不満があってもなかなか実行できないですよね。

その理由は、やはり「リスク」でしょう。

転職には色々なリスクが付き物です。

・人間関係が良くない職場になる可能性

・給与面での待遇などが今よりも悪くなる可能性

・残業が多くプライベートな時間が取りにくくなってしまう可能性

これらのリスクを考えると、どうしても「今のままでいいんじゃないか?」と転職を踏みとどまってしまいがちです。

私は、最近それらの不安を振り切って転職したので、今回はその体験談をシェアしたいと思います。

転職に踏み切った理由

今の職場に満足していれば、「転職」を考えることはありませんから当然何らかの「不満」があるはずです。

私の場合、この不満は明確なものでした。

・賞与が同業他社と比較して少ない

・有給が取りにくい。残業が多い。

この2点に尽きます。

人間関係は比較的良好でした。(気に入らない人の一人や二人はどこの職場にもいるものなので、カウントしません)

1つ目の賞与が少ない、についてですが、同業他社から漏れ聞く賞与と比べると圧倒的に少なかったです。(一応、大企業と呼んで差し支えない規模の会社でした)

賞与は業種によって、結構差があるため、あくまで同業他社と比較して考えていました。

もう少し具体的に言うと、「基本給」の1倍が賞与の額でした。

同業他社は少なくとも2倍あったので、同業他社の友人などには自分の会社の賞与を恥ずかしくて言うことができませんでしたね。

おまけに、賞与の基準となる「基本給」にも細工がしてあって、月々の額面に「固定残業代」を含めることによって、給与を多く見せていたのです。

これにより、何が起こるかと言うと、賞与が大幅に少なくなります。

就活生の皆さんは、「固定残業代」が初任給に含まれているか良く確認した方がいいですよ。

2番目の有給が取りにくい、についてですが、これは会社というより上司の問題と言った方がいいかもしれません。

(上司に「有給は消化するものだ」という思考を植え付ける教育を施さない会社のせいという見方もできますが)

有給を取得するのに、上司の承認が必要というシステムの場合、いちいち有給をなぜ取るのかを説明しなければなりません。(法的には説明する必要がないんですが、人間関係上どうしても説明が必要になるケースが多いです)

仕事が無い時はいいのですが、仕事が忙しくなってくると上司もイライラしていて、有給を申請できるような空気じゃないことが多かったです。

(おまけに、忙しくない時なんてほぼないんですよね)

「上司に申請」するシステムを何とかするだけで、取得率は変わりそうなもんですがね。

ともかく、そんなこんなで不満が蓄積していき、転職に踏み切ることになりました。

転職は「目標」をはっきりと定めた方が良い

私は「DODA」という転職サービスを利用しました。

キャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングをしてくれましたね。

キャリアアドバイザーの人に言われて、「なるほど!」と思ったのが、「転職は目標を明確にした方が良い」というアドバイスでした。

「目標」、つまり転職という行動によって何を得たいのか?

それをしっかりと思い描いておかなければ、後悔する確率が上がってしまうでしょう。

目標は、「不満の解消」をベースに考えると立てやすいかもしれません。

私の場合、「給与が低い」「拘束時間が長い」という2点が不満でした。

なので、これらを解消するように行動すれば良いというわけです。

なるべく定量化(数字で表せる)が可能な項目を目標にセットしておくことをお勧めします。

何故ならば、数字で表せるものは「評価」が簡単にできるからですね。

私の転職はどうだったか?

私の転職についてですが、「目標」についてはどちらも達成することができました。

即ち、給与がより高く、拘束時間の短い職場に転職することができました。

(前の職場の上司や同僚たちは「そんなにうまく行かないよ」と脅してきましたが、よく考えてみれば彼らは転職経験がないので、転職に関しては何も知らない素人と同じだったわけですね。)

当然、手放しで手に入れたわけではなく、犠牲になるものもありました。

例えば、仕事内容については、技術的な仕事から技術を使わないマネジメントが主の仕事になりました。

技術屋根性の私としては、求められるスキルが浅く広くなってしまい、ちょっとした不満につながっています。

しかし、この点についてはあらかじめ予想していました。何故かというと、日本社会の場合、給与が高い職業はマネジメントを主に行う傾向があるからです。

バリバリの技術職よりも、マネジメント層の方が給与が高い傾向にあるんですね。

それはやはり、経営会議資料の作成など、経営陣に直接リーチする仕事が多いからでしょうね。

経営陣は技術屋ではないことが多いですから、小難しい理論よりも分かりやすい筋の通った説明を好みます。

なので、私が前の職場で出世した場合、仕事の中のマネジメントの比率が増えることは避けられなかったでしょう。

そういう意味では、技術にあまり触れられなくなったという不満が「勉強」するモチベーションにもなりますし、早めに出世したと考えて諦めるようにしています。

転職の結果まとめ

転職したことのない上司・同僚たちの意見はあてにならない。「隣の芝は青く見える」というが、本当に青いことも多い。給料が高くなると、どの会社も「役員に説明」という汎用スキルが求められる。