こんにちは。社畜のリーマンです。
2019年もはや2カ月が過ぎようとしていますが、いかがお過ごしでしょうか?
私はというと、新卒で入社し、3年間働いた会社を去り、新しい場所で働く事に決まりました。
いわゆる転職ですね。
転職サイトの広告が電車で流れまくっている中、大量のサラリーマンがまるで荷物のように運ばれていく資本主義の地獄、東京。
そんな中でも、生活のため、欲しいもののため、実現したい未来のため、それぞれのささやかな野望を胸に秘め、サラリーマンは毎日会社に向かいますよね。
色々なストレスに晒されて、不平不満が溜まっている事かと思います。
どうしても我慢ならん!と思った時には転職するのも一つの選択肢ですね。
幸運な事に、私は転職して年収を上げる事に成功したので、転職時にどんな点に気をつけたかシェアしたいと思います。
転職したいと思ったら、まず自分が何を優先したいかを明確にする

最初は、漠然と「仕事辞めようかな」という気持ちが芽生えるものです。
きっかけは些細な事かもしれません。同僚や上司、後輩に腹が立ったのかもしれませんし、顧客とのトラブルがあったのかもしれません。
または、何かしらヘマをやらかしてしまった場合もあるでしょう。
そんな時「辞めたい」という気持ちが心を横切りますよね。
ただ、ちょっとだけ立ち止まって良く考えてみると、大きな不満は目の前の事とは直接関係なかったりしませんか?
例えば、同僚に腹が立ったというのをきっかけにして、転職を考え出したように思えても、実は前々から仕事のやりがいや労働時間、報酬に不満を持っていたのかもしれません。
それらの積もり積もった不満が、些細な出来事をきっかけとして、ダムが決壊するかのように溢れ出てきた可能性はあります。
例えば、私のケースですが、仕事にやりがいを感じられなかったり、後輩の立ち振る舞いが気に障ったりすることはよくありました。
それでも、よくよく考えてみると、一番不満を持っていたのは「労働時間」でした。
朝9時から出勤して、夜10時まで働き、11時頃に帰宅する毎日で、年に数回ある繁忙期には休日出勤もよくある会社でした。(振替休日はしばらく経った後に取得可能だったため、どブラック企業ではありませんでしたが)
平日には自由時間がほとんどなく、休日は疲れてぼーっとしている事が多かったです。
こんなただ時間を「消費」するだけの人生じゃダメだ!と毎日頭を抱えていました。
なので、転職する時は労働時間が少ない会社を選ぼうと決めました。
自分が何を求めているかは、意外に言語化されていなかったりします。友人や家族に話してみたり、手帳に書き出してみる事をオススメします。その際は人・やりがい・時間・お金のカテゴリーを意識するとよいでしょう。
労働時間の少ない会社をどうやって見極めるか

36協定を守らない、またはすり抜けようとするクソブラック企業はさておき、名の知れたマトモな会社であれば36協定は意識しています。
そこで、基本に立ち返って残業時間の少ない会社は定時で見極めましょう。
なので、定時が5時の会社を積極的に狙うべきだと考えました。
私は求人を60件程度見ましたが、以外に5時定時の会社は多かったです。
5時が定時の場合は、最悪36協定の特別条項残業限度ライン(月60時間)まで行ったとしても夜8時には帰宅できます。
定時が6時の会社の残業時間20時間が、定時5時の会社では40時間になるので、体感的にも、かなり違います。
一応、学生さんのために追記しておくと、定時6時の会社で残業時間40時間は、よほど体力のある人でない限り慢性的な疲れを感じるレベルだと思います。
また、もう一つの観点は残業代の払われ方です。
一見、お金と時間の話なので別次元に感じるかもしれませんが、残業代をきちんと支払う会社は残業時間の削減に本気で取り組んでいる場合が多いです。
残業代を減らした方が当然利益が出ますもんね。
気をつけるべきは、「みなし残業制」と「年俸制」です。
私が今回退職する会社がそうなのですが、みなし残業制の会社は給与の額面が高く見えるため注意が必要です。
具体的に、数字で表現してみたいと思います。
A社:
基本給22万円+みなし残業代7万円
額面29万円
9:00〜18:00
B社:
基本給22万円+超過勤務手当あり
額面:22万円
9:00〜17:00
なにも考えずに見ると、A社の給与が高めに感じませんか?
ただ、残業代を考えてみると、(19時帰りを想定)
A社:
残業代=22万/(8時間*20営業日)*1.25*20時間
=3.4万円
みなし残業代が7万円なので、額面は29万円のままです。
B社:
残業代=22万/(7時間*20営業日)*1.25*40時間
=7.8万円
22万円に7.8万円プラスされて、額面が29.8万円になります。
全く残業がない会社であれば、A社の方が高給ですが、会社からすれば、残業がないのにみなし残業代を出したりするはずがないので丁度残業代と相殺されるように設定されているはずです。
なので、同じ時間働くとB社の方が給与が高くなりますし、実際はA社の残業時間は慢性的にもっと長い事が予想されます。
やりがいや人間関係を追い求めるのはほどほどに

転職のコンセプトを決める上で意識した事がもう一つあります。
それは、やりがいや人間関係を過度に追求しないことです。
なぜなら、やりがいも人間関係も、サラリーマンという立場である以上、コントロールする事が難しいからです。
明らかに自分に向いていない仕事や、明らかに人間関係が崩壊していなければ、どこの職場であってもつまらない仕事は回ってくるし、気に入らない人間はいるでしょう。
それに、時期的なものもあるので、一時的な感情に流されない方が良い場合もあります。
逆に言えば、お金や時間はある程度社内規定をしっかりみる事でコントロールが可能です。
新卒で就職活動した際は、世間を何も知らなかったので、やりがいや残業代込みの額面に騙されたところもありました。
今は、「やりがい」よりも「やっていて苦にならない」仕事をするべきだと思っていますし、何より自由時間を多く持ちたいと思っています。
一応、転職を検討している人向けの参考になるように書いたつもりですが、新卒の頃の「イキって」やりがいや表面上の給与を求めていた自分への戒めも込めています。
転職エージェントを使うとすごい楽

転職に際しては、転職エージェントを利用するとものすごく楽です。
最初に履歴書と職務経歴書を書くだけで、複数の企業のフォームを調整して提出してもらえますし、スケジュール調整などの面倒な雑務は全てやってもらえました。
あとは身だしなみを整えて面接の準備をするだけなので、忙しい中でも転職活動が可能です。
私はパーソナルキャリアのdodaを利用したのですが、首都圏住みであれば丸の内の綺麗なオフィスで専属エージェントがヒアリングしてくれます。
また、面接前後も丁寧でこまめなフォローをいただけたので、大変助かりました。
今の職場に不満はあるけど、転職はめんどくさいと思っていたのですが、エージェントに任せておくとすんなり話が進んで拍子抜けしました。
辞めるときの退職交渉のやり方などもフォローしてもらえるため、常識的にかつスムーズに退職を進める事ができます。