体調が悪いときに、まず疑うべきは「病気が隠れていないか」、です。
一時的な疲れは、健康な人間であれば良質な睡眠や休息を取る事で回復します。
しかし、倦怠感や疲労感が数ヶ月に渡って続くような場合は、何らかの病気に罹患している可能性があるので、すぐに病院に行って検査しましょう。
さて、問題はここからです。
困った事に、特に病気に罹っているわけでもないのに身体がだるい状態が、長期間続いてしまう人もいるのです。
色々なサプリを試してみたり、運動を取り入れてみたり、睡眠時間を長く取ってみたりしてもなかなか状況が改善しない、私もかつてはそんな状態でした。
身体がだるすぎて、朝起きられず、大学の授業に出席できなくて単位を落として留年した事まであります。
友人たちは私を怠惰な人間だとみなしていたようですが、実際は別のところに原因があったのです。
その証拠に、原因を取り除くと朝も普通に起きられるようになりましたし、友人たちにも「変わったね」「顔色が良くなった」「表情が豊かになった」と言われました。(もちろん大学も無事に卒業しました!笑)
本記事では自分の体験談に絡めて、倦怠感や疲労感の原因分析と解決策を提示したいと思います。
Contents
倦怠感・疲労感が強すぎて何もする気が起きない方へ
倦怠感・疲労感がひどくなりすぎるとうつ病に発展する!?
心と身体は密接にリンクしています。
倦怠感・疲労感は身体の問題で、心と分けて考えがちですが、そんなことはありません。
私が倦怠感・疲労感が最も強かった時期には、それまで楽しめていた漫画や小説、映画、ゲームなども一切楽しめなくなっていました。
ただ、授業や仕事をサボっているだけなら、娯楽は楽しめるはずですよね?
でも、楽しいことも楽しめない状態にまでなってしまいました。
これって何かの症状に似ていると思いませんか?
そう、「うつ病」です。
世間的なイメージの「うつ病」は、何か嫌な事が起きたとか仕事のストレスとか、精神的な問題が影響してなるものだと思われがちです。
もちろん、外的な要因で「うつ病」を患う人もいるでしょう。
一方で、身体的な要因から「うつ病」に発展してしまうケースもあるのです。
倦怠感・疲労感が強い人は早めの対策を!
疲れが取れない、だるいという症状が一時的なものだと侮ってはいけません。
本当に一時的な疲れとの違いは、睡眠との関係で見分ける事ができます。
一時的な疲れであれば、睡眠を長く取ることによって回復していることを実感できると思います。
しかし、別の問題(病気以外)が潜んでいる場合、睡眠を取ってもあまり疲れは取れません。
私の経験から言えることは、放置しておいても自然治癒する可能性は低いということです。
また、背中が固くなるという身体症状も現れていました。
試しに両手を腰に手を当てて、親指が当たる位置の、背骨の両脇の筋肉を押してみてください。
ここがカチコチに凝っている方は、私と同じ原因で疲れが取れないのかもしれません。
「早めの対策」って一体何をすればいいの?という方へ
いつもと違う「行動」を起こさないと答えは見つからない!
対策を紹介する前に、まず認識しなければならない事があります。
それは良くなるためには、「いつもと違う」ものを受け入れる必要がある、ということです。
身体の倦怠感や疲労感とともに、心までカチコチに固まってしまっていた私は、「新しいものを受け入れる」ということすら、出来なくなってしまっていました。
食べ物、運動、サプリメント、あらゆる方法を試して来たのに効果がなかったため、半ば諦め始めていたのです。
でも、問題が解決した今なら分かります。
答えを探すところが悪かった、と。
伝わりにくいので、例え話をします。
「誰も食べたことの無い料理を作りたい」と思った時、食材をどこで探しますか?
もし、スーパーに行ってしまったとしたら、おそらく誰かが食べたことのある料理に落ち着いてしまうでしょう。
味付けやアレンジで工夫するより、誰も食べたことの無い、新しい食材を探した方がいいと思いませんか?
すでに知っているものの中に答えは無い
すでにあなたが知っているもの中に答えはたぶんありません。(絶対とは言えないですが(笑))
なぜなら、すでに知っているものは片っ端から試して来たはずだからです。
それでも解決しなかったから、「疲れが取れない だるい」等のキーワードでこの記事にたどり着いたのではありませんか?
だとすれば、あなたが探している答えは「知らないもの」か「名前は知っているが拒絶してきたもの」の中にあります。
ただ、人間だれしも「未知のもの」や「よく知らないもの」に対しては警戒し、高い確率で拒絶してしまいます。
私も多分に漏れず、保守的で頭の固い人間でした。
でも、ある時ふと「受け入れてみよう」「信じてみよう」という気持ちになったのです。
あとは飛び込む勇気があるかどうかです。
「どうにでもなれ」という気持ちで飛び込んだ先に、問題を解決してくれる答えがありました。
「カッピング療法」と出会って、疲労感・倦怠感は無くなった!
「カッピング療法」という聞き慣れない治療法
治療の方法はとても簡単で、「カップ」を陰圧で背中にくっつけるだけです。(昔は皮膚にわざと傷をつけて血を抜いていたようですが、現在は医療行為として禁止されているので、ふつうにカップをつけるだけです。)
カップの付け方はさまざまで、専用カップとポンプで空気を抜く方法、アルコールと火を使う方法などがあります。
カッピング療法の歴史は意外と古く、古代ローマなど現代のような医療が発展する前から民間療法として広く取り入れられていました。
ただ、医療が発展した現代では「身体の不調は医者が見るもの」という価値観が多数派なため、あまり聞き慣れないですよね。
カッピング療法の詳細については、以下の記事をご覧ください。

カッピング療法は怖くない!メリット・デメリットまとめ
「カッピング」という聞きなれない単語を聞いただけで、「なんか胡散臭いな」と警戒心を持ってしまうかもしれません。
人というのは保守的なものですから、そのように感じるのも無理はないでしょう。
しかし、「すでに知っているものの中に答えはない」のパラグラフでも書いたように、なんとしても倦怠感・疲労感を無くしたいと強く望んでいるのであれば、勇気を持って飛び込んでみるべきです。
私も最初は「なんか胡散臭いな」と思いながら、半信半疑で治療を受けましたが、効果は期待以上でした。
自分の身体を使って、その真偽を確かめてみてはいかがでしょうか?
カッピングについては、リンク先の記事で詳しく書いていますのでここでは簡単にメリット・デメリットについてまとめるに留めます。
カッピングのメリット
・自律神経を整え、睡眠の質を上げる。
・筋肉を弛緩させ、血行を促進して、自然治癒力を高める。
カッピングのデメリット
・一週間程度で消えるが、カッピング痕が付く場合がある。
・治療代がそこそこ高額。
私の「カッピング療法」体験談
きっかけはダンスの先生からの紹介
私は趣味でダンスをしているのですが、身体がとても固く、うまく身体をコントロールする事が出来ていませんでした。
(ちなみにその当時、倦怠感がピークでゲームや漫画などの娯楽も楽しめず、大学も留年するという最悪な状況だったのですが、ダンスはかろうじてレッスンを続ける事が出来ていました。リズム運動は「うつ」改善にも効果があるからでしょうか?)
当時レッスンを受けていた先生が、そんな私を不憫に思ったのか「カッピング」を取り扱っている怪しげな(笑)整骨院の先生を紹介して下さったのです。
所々の都合(先生がご高齢のため新規のお客さんを取っていない)で、その先生を皆さんに紹介することは出来ないのですが、「カッピング」という治療法は整体院やエステサロンで取り入れられています。
ダンスの先生に連絡先を渡された私は、効果をかなり怪しんでいました。(笑)
半年ほど特に連絡もせず放置していたのですが、ダンスの先生が「このまま一生下手くそでもいいのか?」とおっしゃっていたので、それは嫌だと思い、「ええい、どうにでもなれ!」という気持ちで整骨院を予約しました。
都内某所にある怪しげな整骨院で治療される
私に「カッピング」の凄さを身を持って分からせてくれた凄腕の先生は、都内某所に店を構えていました。
ただ、ごく控えめに言っても「店」という体裁が整っておらず、看板も無い、普通のアパートの一室でした。
薄暗いアパートのドアを恐る恐るノックすると、中から出てきたのは恰幅のいい、おじいさんでした。
髭を生やした、「ワンピース」に出てきそうな仙人っぽい風貌のおじいさんにますます不安になりましたが、ここまで来たら引き返すことも出来ず、流れに身を任せることになりました。
薄暗い室内で診療台にうつ伏せで寝かされ、おじいさんはアルコールランプで火を調節していました。
「ボッ」と音がしたかと思うと、おもむろに私の背中に「カップ」が付けられました。
「ツボ」を押した時のような痛気持ちいいような感覚でした。火を使っている割には全然熱くないな、と思ったことを覚えています。(火を使う人は稀で、今はポンプで空気を抜いてカップを付ける手法が主流です。)
おそらく、10分から15分程度だったかと思いますが、私はぐっすりと眠っていました。カップがほんのりと温かく、温泉に入ったような心地よさでした。
カップが外されて、上着を着た私は「そういえばここって料金いくらなんだろう」と身構えていました。
本来、1万円のところを、学生だということで4千円にしてもらいました。(一万円とか高っ!と思った事を覚えています。)
帰り道に「身体の軽さ」に気付く
料金がいくら掛かるのかという不安や、仙人みたいなおじいさんのインパクトで気が付きませんでしたが、電車に乗って家に帰るためにホームの階段を登っている時に「身体の軽さ」に気が付きました。
まるで今まで身体に「おもり」を付けていて、その「おもり」が全て取れたかのように身体が軽いのです。
食欲も増し、久しぶりに「飯がうまい!」という感覚を味わいました。
ただ、背中にはてんとう虫のように丸い痕が残っていて、この時まだ気がついていなかったので、翌日友人に指摘されて驚きました。
「なんか手術でもしたの?」
と言われましたね。(笑)
(ちなみに、気が付かなかったことからも分かるように見た目に反して全然痛みは無いです。)
それから、1、2週間に一度はその整骨院に通うようになりました。
そのおかげか2、3ヶ月過ぎた頃には、いろんな知人友人から「なんか表情が明るくなった」と言われるほど状況は改善しました。
(治療費はバイトで頑張って稼ぎましたね。留年していたので時間はたくさんあったのです(笑))
オススメのカッピングサロン
イチオシは「スリムビューティハウス」
エステサロンとして有名な「スリムビューティーハウス」ですが、カッピング治療を取り入れている数少ないサロンです。
「スリムビューティーハウス」でカッピングを受ける事のメリットは、なんと初回500円でカッピングを受けられることです。
その事については以下に詳しく書いたので、リンクから記事をご覧ください。

また、カッピングを扱っているサロンは人口の多い首都圏に集中していますから、地方に住んでいる方が定期的に足を運ぶことは難しいです。
その点、スリムビューティーハウスは全国展開していますし、名前も知られているので安心感がありますよね。
スリムビューティーハウスでカッピングを受けるメリット
・初回500円はとてもリーズナブル!
・全国に店舗があるので、誰でも利用しやすい。