格安SIMの中でUQmobileは通信速度が最も速いと言われています。(2018年9月現在)
通信速度は下りで平均して10Mbpsくらいの速度が出ており、これは格安SIMの中では非常に優秀な部類です。
ちなみに、UQの測定した公表ダウンロード速度は30Mbpsとなっています。
※測定方法や環境によって、実測値にはブレがありますから、どちらが正しいとか間違っている、とは一概に言えません。
私はUQmobileユーザーなのですが、体感的には大手キャリアとほぼ変わらない感じです。
月額料金は大手キャリア時代の4分の1程度まで抑えられているので、スマートフォンの月額料金が高いと思っている方には、是非格安SIM(特に通信速度重視ならUQmobile)をオススメします。
しかし、現状格安SIMはアーリーアダプター(新しいものに抵抗がない人)の方々が使っているに過ぎず、未だに大手キャリアが優勢です。
まだ大手キャリアを使用しているレイトマジョリティ(流行しだしてから流行に乗る人々)が、どうしたら格安SIMに移行するのか考えているのですが、やはり一度使ってみないと不安は取り除けないと思われます。
UQmobileでは15日間のお試し期間を設けており、実際の通信速度や通信可能範囲などを契約前に調べる事が可能です。
本記事では、格安SIMに乗り換えて失敗しないために、UQmobileのお試し期間で調べておいた方がいい事をまとめます。
Contents
手持ちのスマホにSIMカードを差してみる
ソフトバンクまたはドコモのスマホを再利用したい場合はSIMロック解除が必要
UQmobileはau回線を利用した格安SIMですので、auのスマホはそのまま使える場合が多いです。
一方で、ソフトバンクやドコモのスマホをUQ mobileで使いたい場合、「SIMロック」を解除する必要があります。
ソフトバンクのスマホはソフトバンクの回線で、ドコモのスマホはドコモの回線でしか使用出来ないようにロックがかかっているんですね。
まずはこれを解除しましょう。
UQmobile公式サイトの記載がかなり分かりやすいので、リンクを載せておきます。
■ドコモの場合のSIMロック解除手順
■ソフトバンクの場合のSIMロック解除手順
受付条件をしっかりと確認しましょう。
ドコモとソフトバンクで内容がそれぞれ異なります。
SIMカードのサイズは3種類
SIMカードの種類は、「通常SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3種類です。
他にはマルチSIMというものがあり、こちらは上記3種類すべてに対応出来るSIMカードになります。
手持ちのスマホにSIMカードを差して使うわけですが、始めてだと正しいサイズを選ぶ事が出来るのか不安ですよね。
なので、お試し期間を使って予行演習をしておきましょう。
初期設定の手順を試す
SIMカードを差しても、すぐにインターネットを使う事は出来ません。
なせなら、SIMカードのAPN設定が済んでいないからです。
APN設定の方法は、iPhoneとandroid端末で多少異なります。
APN:アクセスポイントネーム
APN設定もUQmobile公式サイトの「乗り換えガイド」が詳しいです。
こちらのリンクでは、iPhone端末の設定例がありませんでした。iPhoneは以下のリンクの方法で設定してください。
iPhoneはインターネット経由でプロファイルをダウンロードする必要があるので、Wifi環境下で作業する必要があります。
通信速度は許容範囲内か?
最も混雑する時間帯で試す
格安SIMに切り替える際に最も気掛かりなのが、通信速度の問題ですよね。
数値だけ見てもピンとこないので、お試し期間を利用して、体験してみるのが良いでしょう。
通信速度は、時間帯によって異なりますから、「通信速度が遅くなる時間帯」について調べておくべきでしょう。
通信速度が遅くなる時間帯は3つあり、朝の通勤ラッシュ時、お昼休み、夕方の帰宅ラッシュ時です。
この3つの時間帯は、回線が混雑するため通信品質が下がりがちです。
この時間帯に問題なく使えるようであれば、UQmobileに乗り換えても快適にモバイル回線を使用できるでしょう。
「節約モード」を使ってみる
UQ mobileには「節約モード」があるのをご存知でしょうか?
節約モードの使い方は、UQの公式サイトから節約モードをONにする方法と、アプリで節約モードを起動する方法がありますが、お試し版の場合は専用のアプリが用意されています。
GooglePlayにある「お試し版 UQ mobileポータルアプリ」をダウンロードして、使用してみましょう。
注意点としては、「無料通話付きプラン」と「無料通話なしプラン」で節約モード時の通信速度が異なる事です。
「無料通話付きプラン」の「おしゃべり・ぴったりプラン」では、300kbpsで通信できますが、「無料通話なしプラン」の「データ高速プラン」では、最大200kbpsでの通信になります。
データ高速プランなのに、節約モードだと遅くなるという矛盾を孕んでいますが、あくまで「データ高速」なのは通常モードの時の話だと考えた方がいいでしょう。
ちなみに、Try UQmobileで貸し出されるSIMカードはデータ高速プランのものなので、節約モードで200kbpsの通信速度になります。
普段の活動範囲は通信可能範囲内か?
平日や休日に活動している場所や通勤ルートを洗い出してみる
通信速度は、場所によって大きく上下します。
なので、普段の生活圏の中で極端に繋がりにくい場所はないか調べてみましょう。
やはり地下鉄など地中を走っている路線では電波が繋がりにくくなるケースがあります。
都内でも有楽町線の「有楽町駅」のホーム付近で圏外になる場所がありました。
ただ、階段を登ったりすればすぐに使えるようになるので、実質的な問題はほとんどありませんでした。
auの4GLTE回線は、人口カバー率が99%と言われているので、ほとんどすべての場所で問題なく使えるものと思われますが、地方の方は使えないスポットが存在するかもしれませんね。
ちなみに私は旅行が趣味で、人口の少ない離島に行ったりもしますが、UQmobileの回線を使っていて電波が入らなかった事はありません。
通信が滞る場所があった場合、その事によって起こるデメリットを考える
電車での通勤時間中に圏外になるスポットが存在したとしましょう。
その時は、その場所で通信が制限されるというデメリットを具体的に想像してみましょう。
例えば、朝の通勤時間で一仕事終わらせてしまいたいと思っている場合、インターネットが使えない領域が数分間存在する事は意外なストレス源になるかもしれませんよね。
インターネットを閲覧したり、漫画を読んでいるだけならば、そこまで気にならないかもしれません。
自分の生活スタイルをできるだけ具体的に想像しておけば、契約後の「こんなはずじゃなかった」という失敗をする確率がグッと下がると思います。