皆さん突然ですが、スマートフォンの通信容量って気にしていますか?
「ギガ」と呼ばれているアレです、アレ。
容量以上使ってしまうと、通信制限がかかってしまいますよね。
UQmobileだと3GB、9GB、21GBから選ぶ事が可能です。(無料通話付きのおしゃべり・ぴったりプランの場合)
しかし、そもそもデータ容量なんて気にしてスマホを使いたくない!って方もいると思います。
なんと、UQmobileの無料通話なしプラン(その他の料金プラン)では、「データ無制限」プランが用意されているのです。
しかも、データ通信+音声通話付きプランでも「2,680円」!
安くないですか?
本記事では、UQmobileのデータ無制限プランについて徹底解剖したいと思います。
Contents
UQmobileの「データ無制限プラン」最大のデメリットは「速度の遅さ」

公表速度「500kbps」はどのくらいの速度なのか?
UQmobileが公式HPで公開している「データ無制限プラン」の速度は500kbpsです。
これはどのくらいの速度なのでしょうか?
bpsは「ビット毎秒」という単位です。1秒間に1ビット分のデータを送信する事ができますよ、という意味ですね。
一方で、我々が普段「ギガ」と呼んでいるデータ容量は、「ギガバイト」という単位です。
8ビット=1バイトで変換できますから、500kbpsは8で割って、62.5キロバイト毎秒と変換できますね。
言うまでもなく、1秒間に62.5キロバイト分のデータを送信できます。
ただ、これではどのくらい速いのか、あるいは遅いのかイマイチピンときませんよね。
なので、他の格安SIMと比較してみましょう。
他の格安SIMの「混雑時」の速度が大体、0.1〜0.5Mbpsになります。(なんと混雑時でもこれらより速い格安SIMがあります。それはUQmobile(データ無制限プラン以外のプラン)です。)
つまり、UQmobileのデータ無制限プランの速さは、他の格安SIMの「混雑時」の速度とそんなに変わらないと言う事が言えます。
慣れれば大丈夫でしょうが、結構な頻度で「遅い」と感じるのではないでしょうか?
「ベストエフォート型」の罠
「ベストエフォート型」という単語を聞いた事がありますか?
UQmobileの公表している速度、500kbpsは「ベストエフォート型」のサービスです。
公式HPから引用
ベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であってもお客様のご利用環境、回線の状況などにより大幅に低下する場合があります。また、最大通信速度は対応機種により異なります。
要するに、公表はしているけれど500kbpsが常に出ることを保証してはいないよ、と言っています。
実際、500kbpsの速度が出ることの方が稀だと考えておいた方が良いでしょう。
私は格安SIM(UQmobile)ユーザーなので、少し擁護しておくと、そもそも通信速度を安定させることは難しいので、こうした表記になるのは仕方がない側面があります。
さらに、格安SIMはコスト削減により安価を実現しているため、なおさら通信回線を安定させる事は難しいでしょう。
その辺のデメリットをよく理解した上で、「値段の安さ」を取るか「品質」を取るか検討したら良いと思います。
「データ容量無制限プラン」のメリット

データ残容量を気にする必要がない!
格安SIMの最大のメリット、「月額料金の安さ」を最大限享受しようと考えると、データ容量は小さくなってしまいがちです。
外にいるときは格安SIMによるデータ通信、家にいるときはWifiに切り替えるという操作をして使っている方も多いと思います。
慣れてしまえば、そこまでストレスにもならないのですが、たまに「データ通信」モードのままYoutubeを見てしまったりする場合があります。
これは結構ストレスです(笑)
また、動画ファイルは容量が大きいですから、温存していたデータ容量が一瞬で吹っ飛んでしまいますね。
いちいちデータ容量を気にするという行為が性格的に向いている人とそうでない人がいると思います。
あなたは客観的に見て、大雑把な方ですか?細かい方ですか?
データ容量を気にする生活なんて嫌だ!と思われる方は「データ無制限プラン」を検討してみましょう。
「2年縛り」がない料金体系
「2年縛り」という言葉をご存知でしょうか?
2年ごとに契約を更新するスタイルで、「更新月」以外に解約しようとすると1万円近い違約金がかかってしまう、ユーザーとしては鬱陶しい事この上ないシステムです。
正直、契約者の多くは契約月がいつかなんて事は意識していないでしょうし、いつの間にか自動更新されていて次回の更新月は2年後なんて事になりかねません。
ところが、UQmobileの「その他の料金プラン」には◯年縛りというものがありません。(音声通話付きプランは、1年の最低利用期間がありますが自動更新の縛りはありません。)
気持ちの上では「入りやすい」プランと言えますね。特に私のように何かに縛られる事が嫌いなタイプの人は気にいる事でしょう(笑)
データ無制限プランはどんな人にオススメ?

「動画」を外出先で多く扱いたい人には向かない
最もデータ容量を食うのが、「動画の視聴」だと思います。
なので、動画の視聴のために「データ無制限プラン」を検討している方も多いと思います。
でも、ちょっと待ってください。
外出先や通勤時間に動画をたくさん視聴したいというニーズに応えられるようにも見えますが、デメリットで挙げた「通信速度」の関係からインターネットを介した快適な動画視聴は難しいと思われます。
それならば、おしゃべり・ぴったりプランの21GBのプランを契約した方が良いでしょう。
(それでも、動画をたくさん観るという用途に耐えうるデータ容量ではないと思います。)
「データ無制限プラン」はテザリング向け!
じゃあ、何に使うねんこのプラン?
と思った方もいらっしゃるでしょう。
UQmobileのデータ無制限プランは「外出先でPCを多用する」というニーズにぴったり応えていると思われます。
テザリングという技術をご存知でしょうか?
NTTドコモのHPから引用
外出先でもスマートフォンをアクセスポイント(親機)として、パソコンやゲーム機器などさまざまな外部機器(子機)をネットにつないで楽しめます。
スマートフォンをWifiルーターのようにして、PCをインターネットに繋ぐ事を「テザリング」と呼びます。
都市部のスターバックスなどWifiが飛んでいるカフェはいいですが、地方などに行くとまだWifiがそこかしこに飛んでいる場所は珍しいものです。
そんな時に便利なのが、テザリング。しかし、データ容量に制限があったのでは使い勝手がいいとは言えませんよね。
ということで、テザリングを使う事を検討している方はUQmobileのデータ無制限プランがぴったりです!