mineo(マイネオ)には、AプランとDプランという2つのプランが存在します。(2018年9月4日からはSプランも加わります。)
MVNO(格安SIMの業者)は、大手キャリアの回線をレンタルして使っています。
au、ドコモ、softbankの3つを一般的に「大手キャリア」と呼びますが、プランのアルファベットはその大手キャリアのイニシャルから取っています。
どのプランを選択しても、そこまで大きな違いは生まれないのですが、細かい違いが気になるという方もいらっしゃると思うので、比較してみたいと思います。
Contents
mineo:2つのプランの違いは?
そもそも2つのプランって?
Aプランはau回線を使用できるプランで、Dプランはドコモ回線を使用できるプランです。
料金体系等の違いをを見てみましょう。
Aプラン | Dプラン | |
月額料金 | 3GBデュアルタイプ(データ通信+音声通話プラン)
1,510円 |
3GBデュアルタイプ(データ通信+音声通話プラン)
1,600円 |
SMS月額基本料金 | 無料 | シングルタイプ(データ通信のみプラン)
120円 デュアルタイプ(データ通信+音声通話プラン) 無料 |
テザリング | Apple端末:×
その他端末:◯ |
Apple端末:◯
その他端末:△ |
通話 | 20円/30秒 | 20円/30秒 |
Dプラン(ドコモ回線)の方が、データ通信の料金が90円/月高いですが、このくらいなら微々たる差なのであまり気にする必要はないでしょう。
テザリングの利用できる端末に違いがありますね。
テザリングとは?
携帯端末の電波を使って、パソコンをインターネットに接続させることができるようになる仕組みです。
「回線速度」と「テザリング」、「VoLTE」に違いがある
AプランとDプランの大きな違いは、料金ではなく「回線速度」や「テザリング」などのサービスです。
まず、「回線速度」ですが、こちらはAプランに軍配が上がります。
auの回線は速度に定評があり、とにかく安くて速い回線が良いというのであればAプランで検討するべきでしょう。
また、テザリングですが、一般的には必要のないオプションです。
外出先でパソコンをよく利用するという方は必要でしょうが、そうでなければ使う機会はほとんどないでしょう。
最後に「VoLTE」です。これは簡単に言うと、音声通話の音質がいい回線を使えるかどうかと言う話になります。
Aプランは最新機種はVoLTEに対応していますが、古い機種はVoLTEに対応していません。
Dプランは公式サイトにVoLTEの表記がありませんが、どの機種であってもVoLTEを利用する事ができます。
mineo:結局、Aプランがいいの?Dプランがいいの?
通信速度ならAプラン
結局、どうすればええねん?となりそうですが、通信速度重視ならAプランにしましょう。
格安SIMは混雑時(通勤ラッシュ、お昼休み、帰宅ラッシュ)にどうしても通信速度が落ち気味になりますが、Aプランのau回線ならばそこそこの速度が出ます。
通信速度は時間帯や測り方でブレが生じますが、概ねAプランの方が2倍程度速いようです。(※常に2倍速い訳ではありません。)
テザリングやVoLTEを確実に使いたいならDプラン
iPhoneをお使いの方でテザリングを利用する方、利用してみたい方はAプランだと使えませんので注意しましょう。
Android端末の方はAプランでもテザリングが利用できるようです。
Dプランも一部端末でテザリングが利用できない場合があるので、しっかりと下調べをして失敗しないようにしましょう。
iPhoneでテザリングやVoLTEを確実に利用したいならばDプランが無難です。
注意点:Aプラン(au回線)は3Gデータ通信が使えない
高速通信が魅力のAプランですが、1点注意点があります。
それは、3G回線が使えない事です。
3G回線とは、4GLTEが出現する前の主力回線で昔のスマートフォンをお使いの方は3G回線で接続している場合もあります。
また、3G回線と4GLTG回線は通信範囲が異なりますので、3G回線が使えないと言うことは、通信できる範囲が狭くなる可能性があると言うことです。
しかし、都市部では4GLTE網が張り巡らされているため、あまり問題はないでしょう。旅行などで田舎の方に出かけると違いを感じる場合があるかもしれません。
mineo:AプランとDプランの比較まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
細かな違いは挙げればきりがないですが、主要な部分をまとめてみました。
個人的には、正直どちらのプランを選んでも大差がないので、今使っている端末とSIMロックの関係などを加味して、自然な方に決めちゃってもいいのではないかと思います。