「ブラック企業」という言葉があります。
完全に根っからのブラック企業であれば、今すぐ逃げた方がいいですが、それなりに人数のいる会社では、「配属次第」「上司次第」で労働環境が大きく変わったりします。
しかし、賃金体系は共通の場合が多いですから、2倍の苦労で給与は同じという事にもなり得ます。
これは、実質的な給与減額です。
とはいえ、配属先や異動先は実力ではなく、外的要素(誰か退職したなど)で決まる事が多く、自分ではどうにもなりません。
我々、立場の弱い社畜は社畜なりに、命綱を自分で用意しなければならないのです。
その命綱が「転職サイト」です。
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「なんかおかしい?」と思ってからでは遅い。
体験談:ガチのパワハラを受けると思考力が無くなります
とりあえず転職サイトに登録しようと勧めた時、真っ先に返ってくる反応が「転職する気になってからでもいい」です。
断言します。この認識は間違っています!
なぜなら、「ガチのパワハラ」を受けると思考力が無くなるからです!
こちらの思考力が無くなって無抵抗なのをいい事にパワハラはエスカレートする場合が多いです。
さて、私が受けたパワハラについて体験談を語りましょう。
私は数年の引きこもりを経験した後に社会人になりました。(その辺の話はプロフィールを読んで下さい。)
新卒で入社した会社では、楽しい同期たちに囲まれて、何事もなく過ごしていました。
しかし、配属が決まってから状況は変わりました。
配属初日、お世話になった研修所の方々にお礼のメールを送っていると、「奇妙な視線」を感じました。
初めは気のせいだと思っていたのですが、顔を上げてみると部署の雰囲気がギスギスしている事を感じ取りました。
後から知った事なのですが、その部署は鬱による休職者や失踪者、退職者を大量に出しているパワハラ上司のいる部署だったのです。
配属になって数日後に、同じ部署の先輩がパワハラを受けている場面に遭遇しました。
「アホ」「ぶっ殺す」「死ね」などの人格否定発言が連発されており、先輩は俯いてひたすら耐えているように見えました。
これは大変な事になったぞ、と思ったのも束の間、火の粉は私の元にも飛んできました。
新入社員だからと言って甘えてはいけないということは分かっているものの、何も教えられずに仕事を丸投げされ、その挙句無理な締め切りを設定して、「アホ」「死ね」と言った人格否定や、私に聞こえるような声で私の引きこもり時代をコケにしていました。
まあ、この程度の話はどこにでもあると思いますし、暴力がないだけマシとも言えます。
しかし、問題なのは、毎日罵倒、人格否定をされると「思考力」が無くなってしまう点です。
平日は12時近くに帰って寝るだけ。休日は憂鬱な気分でぼーっとするか、寝て過ごすようになりました。
「嫌なら辞めればいいじゃん!」と言うのは簡単ですが、思考力が奪い取られた状態では、転職先を検討する事も出来なくなってしまいます。
このようになってしまう前に、転職サイトに登録したり、エージェントと面談して情報を集めておく事が重要です。
登録だけなら5分で済みますから、是非とも今、登録だけしておきましょう。あとは勝手に情報が集まります。
体験談:社畜生活が長いと思考力が無くなります
新卒で入社した当初、私も希望に満ち溢れていました。
給与やボーナスのテーブル、福利厚生を眺めながら、将来の自分のキャリアを思い描いていました。
ですが、悲しいかな、会社が決めた私の配属先は、私の当初のプランとかけ離れたものでした。
しかし、会社は悪くありません。なぜなら、会社は我々の希望を叶えるために存在しているわけではないからです。
そんな当たり前の事に気づいてから、仕事も常に8割の力でこなすようになりました。
8割の力でこなす仕事の山は、どんどんと私の好奇心と輝かしい夢を削って行き、気がつくと灰の山が出来ていました。
毎日、通勤電車に乗ることが苦痛になり、苦痛から逃げるために考える事をやめてしまいました。
そう、人間辛いと考える事をやめてしまうのです。
これは諸刃の剣で、辛い事も考えない分ノーダメージだけれど、楽しさを感じる事、夢を見る事も出来なくなってしまいます。
「不満」を感じてから転職を始めると毎日が地獄になる
不満を感じて、転職先の情報を集め始めると、本業の仕事から興味が薄れるためか、毎日の苦痛が少し増します。
余裕のある時ならまだいいのですが、「もう無理」状態の時に苦痛が増すと、それがトドメになってしまう可能性があります。
辛い上に興味がないとなると毎日が地獄です。
万が一、鬱を発症してしまうと、なかなか元には戻らないので気をつけましょう。
「仕事」ごときで人生を棒に振ってしまうのはもったいないですよね。
退路はあらかじめ確保しておきましょう。
後から慌てて退路を作ろうとすれば、会社にも動きがバレてしまう可能性も上がります。
気持ちに余裕が出る事で毎日快適に過ごせる。
社畜コントロールに対抗する
転職サイトに登録するメリットは、「我々は自由である」という当たり前の事実を再確認出来る事です。
行こうと思えば、向こう側に行けると思えるかどうかで、毎日を生きるモチベーションは随分変わるものです。
社畜生活が長くなると、なぜか牧羊犬がいないのに逃げない羊のようになってしまいます。
羊自身が形のない何かに怯えるようにして、自ら小屋に閉じ込められるところを想像してみてください。
これこそが「社畜コントロール」です。
正確には、牧羊犬はいるのです。その犬は「世間体」という名前で、我々を追いかけ回すのです。
自分の会社がマシに見えてくる事もある
会社に対して、ネガティブな事ばかり書いて来ましたが、転職サイトに登録する事で、「自分の会社がマシに見える」場合もあります。
特に新卒で会社に入社した場合、他の会社の福利厚生や給与体系がどうなっているのかあまり分かっていない場合が多いです。
働いてみて給料をもらって初めて、「この福利厚生はあんまり意味ない!」とか「残業代が意外に少ない!」とか実感を伴って理解できるようになります。
そういった意味では、新卒で入社してしばらく経験を積んだ状態で、改めて転職サイトを見ると、見えてくるものも多いです。
色々な会社の求人広告を見ていると、「自分の会社って結構マシなんじゃないか」と思えてくる場合もあるものです。
そうなれば、「じゃあもう少し頑張ってみようか」と意欲を取り戻す事ができるかもしれませんよね?
自分の会社がダメに見えてくる事もある
逆に、「やっぱり自分の会社はダメだ」と結論が出る場合もあります。
いずれにしても、自分の会社を客観視できるのは転職サイトに登録するメリットの1つでしょう。
「自分の会社はダメだ」と結論が出たなら、具体的な行動に移る動機にもなりえます。
自分の新しい可能性に気付ける。
才能は誰もが持っているが、活かせるのは一部の人だけ
「才能」「センス」という言葉があり、大人になってくればくるほど、他人との「才能」「センス」の違いを思い知らされる事になります。
同じ努力をしているのに、こんなにも成長スピードが異なるものか、と落胆する場合もあるでしょう。
しかし、「才能」「センス」を持っている人はたまたまその分野に対して天分があったに過ぎません。
誰しもが何らかの才能やセンスを与えられて生まれてくるものですが、今している仕事に必要なセンスを持ち合わせているかどうかは分かりません。
なぜ、才能と仕事のミスマッチが生まれてしまうかと言えば、「世間体」「給与」に流されて仕事を選んでしまうからです。
学生の頃は、「給与」や「世間体」が全てだと思い込んでいる人も多いですが、社会人になってみると、自分に合った仕事をする事がいかに大切かを痛感しますよね。
何十年も「合わない」「センスのない」仕事をするのは辛いものです。
リクナビネクストには「グッドポイント診断」なるものがあり、自分の強みを明確にしてくれる機能があります。
自分の強みは当たり前過ぎて気付いていない部分かもしれません。客観的に強みを診断できる「グッドポイント診断」。これを使わない手はないでしょう。
世の中には、想像も出来ない仕事がある
リクナビネクストには、「企業からのオファー」機能が備わっています。
能動的に探すのではなく、企業からのお誘いを待つだけでOKです。
この機能のメリットは、「自分では認識していない職業」を発掘できるところです。
自分の持っている知識の中から職業を選んでしまうと、どうしても似たり寄ったり、偏った転職先候補になってしまいます。
そうした状況から脱出するには、他人にオススメを教えてもらう事です。
他人の全く違う切り口から探した仕事の中に、あなたの才能が活かせる仕事が眠っているかもしれません。
今の職場が全てではない
いずれにしても、「今の職場が全て」なんて事はありません。
会社はあの手この手で洗脳(教育?)しようとして来ます。
しかし、それは「今の職場が全て」という空気を作り出して、退職者を減らそうと(コストを減らそうと)しているに過ぎません。
外から見れば簡単でも、中にいる時には周りがうまく見えないって事はよくある事です。
樹海に迷い込んで、右も左も分からなくなってしまう前に、「転職サイト」というコンパスを用意しておきましょう!
何度かプッシュしていますが、転職サイトには「リクナビネクスト」がオススメです。
あまり選択肢が多過ぎても、鬱陶しいですから転職サイトは一本にしぼリましょう。(実際に転職する際は複数サイトに登録すれば良いが、「とりあえず」登録なら「リクナビネクスト」一本をオススメします。)
数ある転職サイトの中でも、「大手(リクルート)で安心感がある」「求人掲載数が多い」「サイトが分かりやすく使いやすい」などのメリットを鑑みて、「リクナビネクスト」をオススメしています。
とりあえず、「リクナビネクスト」一本に登録しておけば問題ないでしょう。登録は数分で完了します。