「タイタニック」のローズ役、ケイト・ウィンスレットは「現状から脱出したいと渇望している女性」を演じる事が多いです。
映画、「リトル・チルドレン」のなかで、ママ友たちとうまくやれない女性が「プロム・キング」に対してこう語っています。
「それは本当にやりたい事じゃないのかもね」
とりあえずみんながやっているから就職活動をして、とりあえずそれっぽい事を言っていたら、どこかの企業に採用されて、今に至るわけですが、仕事は本当につまらないものばかりです。
私は強制労働(もちろん比喩ですが)から抜け出すための準備を着々と進めていますが、その中で気づいた事、新しい生き方をする人達(ニューリッチ)のメンタリティについて学んだ事を紹介して行きたいと思います。
Contents
仕事を辞めたいと悩む人に問題提起:どうやって現状を抜け出すのか?
現状から抜け出すためには、お金の流れを変える必要がある
現状から抜け出したい、と強く渇望している方は多くいると思います。
私も例外ではなく、そのうちの一人です。
映画、「リトル・チルドレン」の話に少し戻らせてください。
ケイト・ウィンスレット扮するサラ・ピアースは、プロム・キングとの別れ際に強くこのように思います。
「もう少し待って。私はあのママ友達の輪の中に戻りたくないのよ」
彼女はそこから行動に出るわけですが、そこから物語が進展します。
もし、そこで勇気をふり絞らなかったら彼女は同じ退屈な日常の中に引き戻されていたに違いありません。
さて、現実に話を戻します。
勘のいい皆さんはすぐに分かったと思いますが、「何か行動をしなければならない」とありきたりな事をこの後述べるわけです。
ただ、ありきたりな手段を実行するにも「コツ」があると感じたので、それを紹介したいと思います。
「コツ」とはお金の流れを変える事です。
仕事を辞めたいと悩む人は、「有り金」を全部使ってみよう、の思考実験
曲解されると危険な主張を展開しなければならないので、慎重に言葉を選びます。
「お金」の流れをどのように変えるかについて考えて行きましょう。
「有り金」は全部使え、という少々危険なメンタリティを紹介しますが、誤解しないでいただきたいのはちゃんとした手順を踏んで使い道を決めなければならない、という事です。
決して、とにかくお金を使えばいいという意味ではありません。
今から簡単なトレーニングをしますが、このトレーニングを終えた後には、「有り金」を全部使え!の真意が分かると思います。
つまり、我々はお金の使い方をあまり知らないという事に気づく事が第一歩なのです。
仕事を辞めたいと悩む人は、辞めてから何にお金を使いますか?
簡単な質問に答えてみましょう。
Q.今、100万円貯金があるとして、明日中に全て使い切らないと行けないと仮定した時、何にお金を使いますか?
この質問に答える前に、以下のルールを守るようにしてください。
・「旅行」や「家電」などの「消費」にお金は使わない。
・「株」や「不動産」などの「投資」にはお金を使わない。(売却して換金可能と思われる投資はNG)
・もちろん貯金はNG。
さて、いかがでしょうか?
数ヶ月前の私は、何も使い道がありませんでした。
つまり、お金が「死んでいる」事に気づいたのです。
「寄付」や「友達におごりまくる」はルール上はOKになってしまいますが、隣人にもまた、一日で使い切らなくてはならない100万円が配られていると考えてみるとどうでしょう。
大人しく奢られてくれるかどうか、という状況になってしまいます。
要するに、ここで言いたい事は、「お金」の使い方を知らないからサラリーマンをやっているという事です。
(もちろん、そうではないサラリーマンもいるとは思いますが、そういう人は本記事のターゲットではないので、割愛します。)
仕事を辞めたいと悩む人へ:ここからが本題、お金の使い道を考える
100万円という数字は、キリのいい数字を提示しただけであって、実際は幾らでも構いません。
とにかく、「本当にやりたい事」を実現するために使う事を考えてみましょう。
ここでもちょっとした注意書きが必要なのではないか、と私は思います。
思考実験の注意
・周りの目を気にしない。
(思考実験なので、それをやったらどう思うか、とかつまらない雑念は追い払いましょう。)
・継続性についても無視しましょう。(つまり、「とは言っても失敗したらどうしよう」とかつまらない事を言うのはやめましょう。)
・コツは「恋人」に接するように。
自分が好きなら周りは関係ありますか?
恋人になる前にいつ破局するかいちいち考えますか?
仕事を辞めたいと悩む人に問題提起:それ、本当に出来ないとダメ?
現状から抜け出すためには思い込みを捨てる必要がある
「思い込み」は非常にやっかいなもので、この「思い込み」が我々を就活へと向かわせ、したくもない労働のアリ地獄にはまってしまう原因になります。
(重ね重ね言いますが、私もいまそのアリ地獄の真っ只中にいます。)
思い込みを捨てるのにも、前の節で使った思考実験を行います。
実際に「経営」をしてみよう、の思考実験
やりたい事はあるけど、スキルがないと悩む人がいます。
ですが、「本当に」そのスキルって必要なんでしょうか?
(あるいは、本当に習得した状態でスタートしなければならないのでしょうか?)
思考実験をしてみます。
Q.あなたは会社を経営しています。大きい会社ではないですが、なんとか経営は回っています。
新商品を開発しようと考えた時に、あなたがするべき仕事はなんですか?
思考実験の注意書き
・人手不足などの問題は考えない。
・資金不足などの問題も考えない。
・「社長」なので、あなたが具体的に作業をする事はない。
さて、質問の回答は用意できましたか?
私の回答を例として出してみます。
私はiOSまたはAndroid「アプリ」を開発しています。
私の仕事は、アプリにどんな機能を持たせるか考える事、アプリ制作の工数と費用を見積もる事、マーケットの状況からローンチ後の販売戦略を考える事、などです。
つまり、顧客(この場合は一般の消費者)が望んでいる事を考えたり、リサーチの方法を調べたり、といった「方向性を定める」仕事が多いはずで、実際の作業の大部分は外注したり、人を雇ったりするはずです。
会社に頼らない生き方を選んでも、誰かは頼らなければならない
会社で「やらされる仕事」にうんざりした我々が組織を飛び出したとしても、だれかは頼らなくてはなりません。
自分が出来ない事は、誰かにやってもらえばよいでしょう。
目指すべき姿は、「方向性を決定する」姿であって、作業をする方になりたいわけではありません。
仕事を辞めたいと悩む人へ:メンタリティを変えなくてはならない
環境やインプットする情報の流れを変える
お金の流れを変える事や思い込みを無くす事については理解しましたが、普段インプットしている情報が「サラリーマンの常識」みたいな事ばかりだと、また怖気付いてしまうでしょう。
サラリーマンの常識は、羊の群れを手なずける犬のようなものです。
吠えられると、手足が竦むように教育されてきたのだから、仕方がない事でしょう。
その状況を打開するには、頭に入れる情報の種類を変えなければなりません。
サラリーマン以外の人に会う事、サラリーマン以外の人の主張を聞く事
サラリーマン以外の人が発信する情報を積極的にインプットしましょう。
まずは洗脳を解除する必要があります。
しかし、フリーランスや起業家から話を聞く事は、簡単ではありませんが、
最近ではYouTubeやTwitterなどで彼らの考えに簡単にアクセスできます。
中でも、オススメは「本」です。
活字の本は情報量が多く、書いてある場所も思い出しやすい
私のオススメは、活字の本です。
電子化の発展とともに、本は廃れつつありますが、やはり古代から受け継いできた媒体だけあって、我々人類の身体や脳の構造にフィットした媒体でもあります。
動画は手軽ですが、情報量が少ないです。試しにYouTubeに上がっている動画の内容を文書化してみて下さい。
ほとんどの動画が、少しのセンテンスで要約できる事に気がつくでしょう。
活字の本は動画と違い、多くの情報を盛り込む事ができます。
また、気になった文章をブックマークしておく事が可能です。
動画の場合、該当箇所を探すのに苦労する場合がありませんか?
「週4時間だけ働く」を読んでニューリッチを目指そう
ティモシー・フェリスが書いた「週4時間だけ働く」は、一部の読者にとても人気の書籍です。
サラリーマン的な働き方を「人生先送り主義」と定義している本書は、お金持ちを目指すための本ではありませんが、自由な時間を手に入れ、「今すぐ」人生を楽しむためにはどうすればよいか、まじめに考える本です。
完全に労働から解放される事は出来ませんし、望んでもいませんが、出来る限り、時間も場所も縛られない生活を目指したい方にオススメです。
http://shigotokirai222.com/?p=2186