※Thunderbolt3はUSB-typeCのポートを利用するので、対応しているMacを購入する必要があります。例えば私の所有しているMacPro Late2013では使えません。
よく分からない人のための外付けストレージ簡単講習
SSD(えすえすでぃー)
ソリッドステートドライブの頭文字を取って、SSDと表記します。
比較的新しいデータの記憶媒体で、皆さんがiPhoneで撮った写真とか、エクセルやワードのデータを保存します。
Thunderbolt(さんだーぼると)
主にApple製品で使える高速データ転送のための規格だと覚えてもらえれば十分です。現在、バージョンが3まであります。
2は下位互換がありますが、3は下位互換がないと考えてください。
つまり、2を使用できるマシンは1も使用できますが、3はソケットの形状が違うので、基本3に対応したマシンでしか使えません。
厳密には違うかもしれませんが、そこまでマニアックな事は知る必要がありません。
AKiTiO(あきてぃお)
主に、thunderbolt製品を作っているメーカーです。
個人的には、信頼性、堅牢性が高く、いいメーカーだと思います。
デザインもおしゃれです。
ただ、価格はちょい高め。
Crucial(クルーシャル)
SSDを作っているメーカーです。品質が高い事で有名なので、迷ったらここのを買っておけば間違いありません。
SATA(さた)
SSDの主流な接続規格です。昔から使用されているので、信頼性が高く安価ですが、新しい規格の登場でちょっと古い印象。
でも、全然現役で使えるので、初めての方はこちらの接続規格のSSDを買いましょう。
四角いよく見るSSDは大体SATA接続です。
PCIe(ぴーしーあいえくすぷれす)
最近、SSDにも使われるようになった転送方式。
もともと、CPUと周辺機器を繋ぐために使われていたが、SSDの登場によって、読み書き速度が劇的に向上し、SATAに変わる規格として注目される。
SSDの種類や選び方のキホン
前項では、大きく分けてSATA接続とPCIe接続がある事を学びましたね!
また、SSDを販売しているメーカーは数多くあります。
サムスンやクルーシャルが有名です。あとは、CPUで有名なintelも実はSSDを販売しています。
「多すぎて分からない!」って方のために、最低限押さえておくべき事を解説します。
まずは、「ケースタイプ」か「組み込みタイプ」かを選択しましょう。
「ケースタイプ」はSSDを自由に交換できます。
メリットは、万が一SSDが壊れても、SSDだけ取り替えれば済む事です。
デメリットは、SSDを自分で用意しなければならないので、知識がいる事です。
「組み込みタイプ」は買ってすぐに使えます。
メリットは、簡単で導入が楽な事です。
デメリットは、SSDの品質にこだわれない事と壊れたら外側の筐体やケーブルごとすべて交換しなければならない事ですかね。
私はカスタマイズ大好きなので、「ケースタイプ」一択ですが、皆さんはどうですか?
次に、「バスパワータイプ」がいいか、「電源を使うタイプ」がいいか考えてみましょう。
「バスパワータイプ」は、電気を供給するケーブルとデータを転送するケーブルが同じです。
つまり、ケーブルは1本で駆動します。
メリットは、省スペースな事と持ち運びが可能な事です。
ノートパソコンを持ち歩く事が多い人はバスパワーをオススメします。
デメリットは、本体のバッテリーを消費する事です。
「電源を使うタイプ」は、データ転送のためのケーブルとは別に、コンセント用のケーブルが付いてきます。
メリットは、安定した電気を供給するので、タワー型のストレージやファンを搭載したり出来る事です。
デメリットは、持ち運びは基本できない事とコンセントを1つ消費する事でしょうか。
「SATA」と「PCie」用途によって接続方式を使い分けましょう。
大量の動画ファイルを扱う場合でなければ、SATA接続で十分だと思います。
体感的にはRead 350MB/s White 150MB/sくらいの速度が出れば十分です。HDDから換装した場合なら「えっ!?クッソ早い!?www」となるでしょう。

参考までにHDD(USB3.0)だと以下の速度くらいになります。

ちなみにMacProの内蔵ストレージはPCIe接続で、

Read 1000MB/s White 800MB/sぐらいの速度が出ています。
PCIeにもバージョン(Gen)があり、MacProLate2013はGen2です。
現在ではGen3のものが販売されており、PCIeのSSDも最新のものを利用すれば、Read 2500MB/sくらいまで速度が出ますが、一般利用ならばオーバースペックです。
Macの相棒にオススメの周辺機器
AKiTiO Thunder3 Quad Mini SSD 2TB
AKiTiOが大好きな私。メタリックなフォルムとQuadとDuoという個人で使うにはベストなトレイの数が気に入っています。
ちょっと値段が高いのが玉にキズといったところですが、堅牢性と静音性(FanのOnOffスイッチが付いている)を考えると、AKiTiOのThunderシリーズに勝るものはありません。
SSD は本来自分でセットするものですが、秋葉館の商品はセット売りになっているようです。
Crucial製のSSDを搭載しているようですので、「中身」のSSD の信頼性も高いです。
1つ気になるのは、Crucialの MX500はSATA接続のSSDですので、SSDの読み書き速度がボトルネックになって、Thunderbolt3の性能がどこまで活かしきれるのか分からないところですね。
ちなみにCrucialのSSDの品質はとても良いですよ!
しかし、SATAだと500MB/s程度が最高速度だと思われます。
MacProの内蔵ストレージは、PCIe接続で1000MB/s以上の速度が出ることを考えると、PCIe接続のSSDとThunderbolt3の組み合わせにするとよりThunderbolt3の性能が引き出せそうですね。

JetDrive 825 Thunderbolt PCIeSSD
PCIe SSDを搭載したタイプの外付けSSDです。
コンパクトで、ビジネス用カバンに入れて持ち歩く事も可能そうです。
ちなみに、中のSSDが交換出来ない作りの外付けストレージですね。
あまりSSDの種類にこだわりがない方や構成を考えるのがめんどくさいって方にはオススメですよ。
SATA接続のオススメSSD(Crucial)

Amazonでもベストセラーになっている「Crucial」のMXシリーズ。ケースを買ったはいいけど、中に何を入れたらいいか迷う!という方は、とりあえずこれを買っておけば、間違いなしといった製品です。
容量も選べますが、値段と容量の兼ね合いから言って500GBを買うのが一番良いでしょう。次点で250GBモデルでしょうか?
1TBだと多すぎるし、125GBだと少なすぎる印象ですね。
おまけ:AKiTiO Node Lite Thunder3

※秋葉館にはなかったので、Amazonのリンクです。
これにPCIe接続のSSDを取り付けることができるみたいです。

こちらはintelの化け物級SSDです。
動画編集をするって方も最近では一般的になりつつあります。
動画の保存等でストレスを感じている方は、購入を検討してみてもいいかもしれません。
値は張りますが、常にストレスを感じまくる環境から脱出できるとすれば、検討してみる価値は大いにあるでしょう!