引きこもり

引きこもりの原因と引きこもりから脱出までをハイライト

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ひきこもらない (幻冬舎単行本)

phaさんの「ひきこもらない」です。軽めの文章でスラスラ読めて、なおかつ面白いのでオススメです。iBooksで購入しました。

元引きこもりで今は社畜。引きこもり時代の話

引きこもり時代とその原因について、「note」で記事を作成しています。

箇条書きでまとめ

・親との関係が悪かった。

・適切に人間関係を築く事が出来なかった。

・勉強して、第一志望の大学に行き、親を見返すつもりだった。

・大学受験に失敗して、どん底へ。

・田舎から出て行く事が目標になってしまい、その後のビジョンがなかった。

・大学は授業に行かなくても、誰も咎めないため、徐々に心を閉ざして行った。

元々あった虚無感

以下の記事で、「虚無感」について書きました。元々、自分がなんのために生まれてきたのか、よく分からなかったんですね。

http://shigotokirai222.com/2018/04/21/ヱヴァンゲリヲンについて、今になって語ること/

大学時代は、本当に辛かったし、友達も一人もできませんでした。いわゆる「ぼっち」です。

昼食を取るのがとても苦痛でしたね。食堂に行くと、誰かに見られているような気がして。

誰も見てねえから大丈夫だよ!と自分で自分を励ましていましたが、実際のところ、クスクス笑われたりもしていました。

トイレで食事したことはさすがにないんですが、いつも人気のいないところを見つけて、食事を取っていました。

ある時、まだ誰もいない、次の授業がある教室でお弁当を広げていると、早めに来た二人組に見られて、気まずい思いをした記憶があります。

「ぼっちは悪」みたいな習慣がなくなるといいんですけどね。(笑)

まだ学生の方は安心してください。社会人になれば、さすがにそういうのも薄れて行きます。

まあ、そんなわけで2年間ほど引きこもりになりました。

引きこもりあるある

ガチの「こもラー」は絶対共感してくれると思うんですけど、声帯が弱って声が出なくなります(笑)

あと、被害妄想。店の店員さんとかにまで、悪口を言われているんじゃないかって気がして来ます。(一応、説明しておきますが、部屋から出られないわけではなかったです)

もう一つは昼夜逆転。なぜか明け方に寝る生活になってしまう事が多いです。んで、生活リズムを戻すために一日中起きていようとするんですが、まず失敗します。(笑)

やる事がなさすぎて、ゲームをやり込みまくる。あと、本を読み返しまくります。でも、ずっとこもっていると集中力がなくなって来て、字が読めなくなります(笑)

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」

「ノルウェイの森」

「幽霊たち」

「ナインストーリーズ」

とか村上春樹周辺の物語を好んで読むようになります。

頭の中では、「ハルキスト」と呼ばれた時の言い訳を考えます。(喋る人はもちろんいません(笑))

中でも、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドは何度読み返したかわかりません。

心の支えでした。

全ての引きこもりにオススメします。

引きこもりからの脱出

引きこもりになってから2年後、引きこもりから脱出します。

どうやってあの蟻地獄のような、引きこもり生活から脱出できたのかというと、うまくは言えないんですが、

環境を変えようとしたら、運のいい事が連続して起こりました。

以下の記事はその辺の事を書いています。

「結局、運が良かっただけかい!」と落胆されるかもしれませんが、自分から、全く何もしなかったというわけではありません。

遠いところに行って、全く別の自分に生まれ変わろうとしました。

以下の映画の主人公の精神科医のように。

http://shigotokirai222.com/2018/05/03/迷える大人たちに捧ぐしあわせはどこにある/

その時の体験が、今の私を形作る原体験になっているのは間違いありません。

村上春樹の小説は「ご都合主義」と揶揄されますが、行動すれば、あの小説のように、何かが向こうからやってくる事が現実にもあるんです。

引きこもりから脱出して社畜に

これは正直、あまりいいことではありません(笑)でも、引きこもり時代は辛かったので、うすーく人と関わりを持って生きていくのが今の理想形です。サラリーマン仕事は、あまりに管理されすぎていて、あまりに強要されすぎる事が、ストレスになっています。

まあ、それはともかく、一度経験して見て、ダメならそれも「脱出」すればいいかな、と今は思う事が出来ていますね。

就職した時の話は以下の記事にまとめました。(あくまで個人の経験なので、万人に当てはまるわけではありません(笑))