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[映画レビュー]ウディ・アレンとペネロペ・クルス、「ローマでアモーレ!」な話

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ローマでアモーレ(字幕版)

ウディ・アレン自身も出演しています。引退したオペラ?音楽プロデューサーの役で、葬儀屋がシャワー中に歌う歌に惚れ込んで、デビューさせようとします。

妻は、精神分析医で、そんな夫の状況を冷静に分析します。

葬儀屋の彼は、あなたを棺桶に入れようとしているけど、あなたは出たがるでしょ?と。

誰がうまいこと言えと(笑)

美しいペネロペ・クルス

 

オープン・ユア・アイズ

↑お美しいペネロペ様。

それでも恋するバルセロナにも出演されていました。

それでも恋するバルセロナ (字幕版)

基本的に、自由奔放な役が多いんですね(笑)

それにしても美しい。日本人女性が目指す美の頂点のような顔をしています。

バニラスカイにも登場していました。

↓ペネロペクルスが好きな方はこちらもオススメです。

http://shigotokirai222.com/2018/01/18/バニラスカイ-あらすじと感想(ネタバレあり)/

 

新妻と入れ替わる娼婦!?

親戚に妻を紹介しようとローマを訪れた新婚カップルですが、妻は「髪型が田舎くさい」と言って美容院に行ってしまいます。夫は気が小さくて心配性、「もう1時間しかないけど大丈夫!?」と心配しますが、妻は大丈夫と行って出かけます。

ホテルの美容室は予約で埋まっていたので、少し遠くの美容室に行こうとしますが、運悪く携帯電話を水路に落としてしまいます。ホテルに帰れず、迷子になる妻。

妻と入れ替わって、ホテルへやって来たのは、高級コールガールのアンナ。何かの手違いでやって来たみたいです。

誰やねんコイツ!?と思うのですが、アンナのあまりの美しさにちょっとまんざらでもないというか。(おいコラ)

入るなり、夫をベッドに押し倒すアンナ。そこに親戚が入って来て、とまあ面白い展開です。

 

見ていて何かに似ているなと思ったのですが、志村けんのコントですね(笑)

結局、アンナに妻のふりをお願いして、親類たちと予定されているイベントを乗り切ろうとします。

確かに、妻に見つかったら「誤解だ!」と行っても信じてもらえないでしょうし、「毒を食らわば皿まで」を地で行ってますね(笑)

普通の女性なら、嫌がったり嫌悪感を示したりするんでしょうが、アンナは高級コールガールだし、好奇心が旺盛です。

お金はもらっているし、なんか面白そうだからまあいいやって感じで、一日妻の代わりをすることを承諾します。(笑)

この、何にも抑圧されず、自由奔放なキャラクターがアンナの魅力ですね。

 

妻は妻で出会いを楽しむ

ちょっと話は脱線しますが、我々は普段ロジカルに考えすぎなんですよね。こうなって、ああなって、結果こうなる。よし、大丈夫だ行動しよう、と。

ローマでアモーレに出てくる人物は、基本、行き当たりばったりです。

でも、行き当たりばったりだからこそ、今まで見たことがなかった自分に出会えるんですね。

チャンスは勝手に降って来て、あとは飛び込むか否か。みたいな。

ロジカルだと、自分の知っている場所にしか行けませんからね。(笑)

 

さて、美容室を探して迷子になってしまった妻ですが、こっちはこっちで憧れだった俳優に出会います。

しかも、その俳優に気に入られて、ホテルに呼ばれる事になります。(笑)

これはチャンスだと自分に言い聞かせる妻。でも、夫への罪悪感があります。

バスルームで葛藤していると、たまたまいた強盗(笑)に人質に取られてしまいます。

憧れだった俳優と新妻と強盗という三つ巴の中、俳優の妻が乱入して来ます(笑)

すごい勢いでドアをノックする俳優の妻(笑)

強盗がここで、提案をします。

強盗が新妻と寝て、俳優のおっさんはバスルームに隠れていれば完璧だと(笑)

アホっぽいんですが、実はめちゃくちゃスマートな解ですね(笑)

行き当たりばったりを華麗に飛び越える感じが爽快です。