![THE MENTALIST/メンタリスト <シックス> 前半セット(3枚組/1~14話収録) [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51DsqkAd5lL.jpg)
あらすじ
破天荒な犯罪コンサルタント「パトリック・ジェーン」が活躍する「メンタリスト」シリーズ第六弾!
妻と娘を殺され、10年間追い続けた宿敵「レッド・ジョン」をついに追い詰め、殺害してしまったジェーン。
レッド・ジョンの正体は、なんとナパ・バレー保安官、トーマス・マカリスターだったのだ。
レッド・ジョン殺害後、しばらくの間、スペインで逃亡生活を続けていたジェーンだったが、英語の通じない環境で暮らすことに次第に寂しさを感じ始める。
そんなときに現れたFBIのアボット捜査官。彼から、罪の免除と引き換えにFBIで働く事を提案される。
最初は、渋っていたジェーンだったが、アメリカからの旅行者「キム」と話した事で気持ちが変わり始める。
FBIで働くジェーン
マカリスターが出てくる直前まで、バートラムがレッド・ジョンだと思ってた。
名探偵コナンでいうところの高木刑事が、黒の組織のボスだった的な展開になろうとは思わなかった。びっくりはしたけど、バートラムの方がレッド・ジョンのイメージに近かった。
活躍の舞台がなくなってしまったかに思われたが、なんとFBIで働く事に。
南国?(スペイン)でのんびり過ごす描写も良かったが、あくまで刑事ドラマなので、殺人現場に戻るストーリーを無理やり作り出す(笑)
レッド・ジョンの話を長引かせすぎてマンネリしてたので、レッド・ジョン事件後のお話は新鮮でまた面白い。
例えば、麻薬組織を束ねる「ミスターX」は、女性だったりと意外な人が犯人だったりするので、見逃せない。
それぞれの道へ進む元CBIのメンバー
ウェインとヴァンペルトは結婚して子供が生まれ、セキュリティ会社を立ち上げて独立する事に。
チョウはFBIに転職し、リズボンはワシントンの警察署の署長になっていた。
2年間、皆バラバラだったが、ジェーンが戻ってくる事で、またそれぞれの顔が見られる事になった。
結局、リズボンは署長をやめ、ジェーンと一緒にFBIで働く事になった。
ちょっと人材インフレ気味のFBI。キャラがどうしても被ってしまって、ちょっと個性が際立たなくなってしまった。
仕事で疲れたときなんかになんとなく見てしまうメンタリストの魅力とは
なんというか、気を使いすぎで疲れる日本人には、無駄を省きまくったアメリカンで合理的な感じが、癒し効果を与えてくれる。
車は汚くて埃まみれだし、FBIのオフィスは綺麗だが、CBIのオフィスはもっと雑な感じだったし、芝居くささもほとんど感じない。みんな自然体で役者だという事を忘れそうになる。
広大な土地を持つアメリカらしく、農場なんかもよく出てくるし、スーツ着たエリートビジネスマンと地方の労働者がうまくマッチしていて、幅広い層に受け入れやすい(共感できる人物がどこかには配置されている)作りになっている。
小手先のストーリーや工夫そのものよりも、役者の「演技」という素材の旨みを活かした作りになっているし、また前回からの繋がりもあまり意識されていない。(もちろん緩くは繋がっている)日本人の作るものは、どうでもいい本質的じゃない部分に神経とエネルギーを使っていて、画面の情報量が多く、見ていて疲れるのだが、メンタリストには余計な情報量があまりないし、リラックスして見ることができるのだと思う。