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【懐かしのゲームシリーズ】ゼノギアス20周年!! 個人的な思い入れを書いてみる

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ゼノギアス PS one Books

ゼノギアスとの出会い

ゼノギアスに初めて触れたのは、確か友達の家でだったと思います。当時、田舎民でアマゾンとかスマホとかもなかった時代ですから、ゲームの評判というのはもっぱら口コミがメインでした。

ゼノギアスの評判は良かったかというとそんなことはなく、メインストリームはやはり「ファイナルファンタジー7」で「ゼノギアス」は知る人ぞ知るといった感じでしたでしょうか。

まず、ゼノギアスに惹かれたのは音楽でした。「クロノトリガー」などでも有名な、光田康典さんが音楽を担当していて、一発で「これはすごい」と思ったのを覚えています。

どこがいいかというと、言葉にするのは難しいんですが、今の年齢で聞くと、どこか子供の頃の憧れみたいなものを思い起こさせてくれる音楽ですね。当時は、なんか神秘的だなあくらいに思っていたでしょうか。

ゼノギアスの物語

ストーリー性も優れていて、明らかに文明が発達していない時代がベースになっているにも関わらず、「ギア」と言った大型ハイテクロボットが登場するんですね。

このバランスがとてもよく、一見相反する要素なんですが、うまく馴染んでいるんです。

人間は、もともとハイテク文明を謳歌していたんですが、惑星間移民の最中に事故を起こして、滅びてしまったんですね。ゲーム中で登場する惑星(めんどいんで地球とします)は、その移民船が墜落した時に、人類は存在しておらず、恒星間戦略統合兵器「デウス」が再起動のための「材料」として生み出した旧人類と同じ姿カタチの何かであるという奇抜な設定です。

バベルの塔というステージがあるんですが、明らかに何かの居住施設のようなものが散見されたり、地球にいる人々が建てたものには思えない構造をしているんですよね。そういうちょっとした仕掛けが、このゲームに深い魅力を与えているんだと思います。

また、主人公とその恋人は、何度も輪廻しており、複数の時代で重要な役割を果たしています。

もちろん、ゲーム中での現代を中心に話が進むのですが、ゲームの背景の物語からの伏線が多く、プレイヤーの想像力を刺激することで、物語に深い味わいを持たせる事に成功しています。

最近のRPGをプレイする事はほとんどないのですが、なんとなく、映像は綺麗になったけど、奥深い物語は少なくなったなあという印象を受けます。(ゼノブレイドは面白そうですが、これはスクウェアから独立したゼノギアスのチームが設立した会社を任天堂が買収して出来上がったものです)

ゼノギアスとの再会

全クリしてから、思い入れはあって何度かやり込んだものの、やはりゲームですから飽きが来てしまい、しばらく忘れていました。

そのゼノギアスと再会したきっかけが、「ニコニコ動画」のゲーム実況でした。

当時見ていたYOUさんの実況動画↓

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4922594

余談ですが、ゲーム実況は今ではグレーな扱いですが、その当時は限りなく黒に近いグレーというのが、ネット界隈の空気でした。

このゼノギアスというゲームは、プレイした感想なんかをみんなでシェアするのがまた楽しいゲームだったので、ニコニコ動画と相性が良かったんですね。

私はこのYOUさんの雑談も割と好きでした。

この人、今はどうしてるのかな。元気かな、と。会った事もないですが、たまに思い出します。

とにかく、そんな感じでゼノギアスと再会し、設定資料集も今では復刻版が出ていますが、当時はそれもなく、2万円くらいの高値で購入していまいました(笑)

また、ゼノギアス音楽のピアノ動画なんかにもハマっていました。

シェバトの音楽なんかをピアノで再現している方もいて、世の中にはすごい人がいるもんだなーと。

著作権的には、今も昔もイマイチなゾーンなんですけどね。

でも、ピアノが弾けたら、みんなに見てもらいたいって気持ちもよくわかります。

20周年で人生を振り返る(笑)

ゼノギアスをプレイしていた当時は、夢があったなと。これに尽きます。当時はまだ子供でしたから、いろんな可能性がありました。一部は叶い、一部は諦める事になったかなーとしんみりします。(笑)

また、フェイ君もエリーも、20歳未満なんですが、すごく大人だなーと。今見ても、私なんかよりも随分大人です。(笑)

誰かのために、自分を犠牲にできるのがある意味で大人の証だと思うのですが、私はまだ全然無理ですね。自分が大事です(笑)

ゼノギアスの音楽を聴くと、子供の頃はあんな夢もあったなー、今は何やってるんだろうみたいなギャップに苛まれつつも、「いや、まだ夢ってのは諦めたらいけないんだ」みたいな気持ちにもさせられたので、本当「ゼノギアス」にはお世話になっているなと。

この素晴らしいゲームを作ってくれた人々に感謝。

また、全てのゼノギアスユーザーに幸あれ。