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インディアン✖️スーパーヒーロー!? パイレーツオブカリビアンのスタッフが贈る奇抜なヒーロー物語 ローンレンジャー(あらすじと感想) 

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ローン・レンジャー (字幕版)

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あらすじ(ネタバレ注意)

1933年、アメリカニューメキシコ州、無法者が溢れかえる土地で、レンジャーと呼ばれる舞台が治安を維持していた。

凶悪犯のキャヴェンディシュを捕えて、列車で輸送していたが、列車にはキャヴェンディシュの仲間が潜んでいた。

列車には、キャヴェンディュの命を狙う、先住民のトントも捕まっていた。キャヴェンディシュは逃げてしまったが、検事のジョン・リードとトントは手錠で繋がれる事になってしまい、仕方なく共闘するのだった。

ジョン・リードは正義感に溢れる若者だったが、トントは目的のためには手段を選ばないタイプ。線路がまだ建設中のところに列車が突っ込もうとしており、トントは一目散に逃げようとするが、ジョンに良心はないのかと詰め寄られ、仕方なく乗客を助ける。

 

騒動の後、ジョンはトントを逮捕し、兄のダンとともに逃げたキャヴェンディシュの捜索に当たる。しかし、キャヴェンディシュの罠に嵌って、レンジャー舞台は全滅する。

一方、牢屋から抜け出したトントが全滅したレンジャー部隊を見つける。ジョンは瀕死だったが、先住民の伝説通り、伝説の白馬がジョンの元に行き、ジョンは意識を取り戻す。

トントとジョンはキャヴェンディシュと戦うために、対策を練る。

 

開拓者の白人と先住民のコマンチ族は対立していたが、不可侵条約が結ばれており、交戦することはなかった。

しかし、コマンチ族を邪魔に思っているキャヴェンディシュの一味は、コマンチ族に変装して街を襲い、ダンの妻のレベッカを誘拐する。

キャヴェンディシュの一味は、コマンチ族の住む土地にある大量の銀を独り占めするつもりだったのだ。

トントは幼少の頃、白人の二人組を助け、彼らに銀の在処を教えた。白人は助けてもらった恩を忘れ、銀を手にいれるためにトントの一族を皆殺しにしてしまった。

トントはそれ以来、はぐれ者として、復讐を企むのだった。

 

トントとジョンはコマンチ族を訪ねるが、族長に意見を聞き入れてもらえなかった。コマンチ族は例え白人に勝てないと思っていても、白人達と戦うつもりだった。

生き埋めにされたトントとジョンだったが、またもや白馬が颯爽と現れ、ジョンを生き埋めから救出する。トントと意見が分かれていたジョンは一人で白人達の元へ向かうつもりだったが、銀山の場所はトントしか知らない。

仕方なく、トントを助けるジョン。

銀鉱脈についた二人は、トロッコに爆薬を乗せて、キャヴェンディシュを気絶させ、捕えることに成功する。

ジョンはキャヴェンディッシュをレイサム・コールに引き渡そうとするが、実はコールはキャヴェンディシュとグルだった。

懐中時計の開き方が、かつてトントの一族を皆殺しにした二人組と同じだった。

 

正義などないと言ったトントの言葉を思い出す、ジョン。ジョンは仮面を被り、ローンレンジャーとしてキャヴェンディシュ一味を殺害することに決めた。

二人は銀行を襲撃し、大量のダイナマイトを強奪する。ダイナマイトを橋に仕掛け、列車ごとキャヴェンディシュとコールの一味を葬ろうと計画する。

トントと白馬に乗って仮面をつけたジョンは、列車の上を駆け抜けながら、銃撃戦を繰り広げる。

 

感想

題材や時代背景、アクションシーンは素晴らしいが、ストーリーがもう少し捻れなかったのか、というのが正直な感想だ。

インディアンの土地、大自然はすごく綺麗に撮れているし、列車を使ったアクションシーンは迫力満点だ。

ボーナスコンテンツを見る限り、本当に線路を作ったり、大掛かりで金も掛かっている。森の中を列車が走るシーンは、トラックに列車を乗せて走り、役者は実際に列車の上に乗って撮影していた。

すごく楽しそうだ。

しかし、それが実際の映画の中身からはあまり見て撮れず、まあちょっと不思議な西部劇といった平凡な印象になってしまった。

まあ、そこは観せたいところではないのだろう。たぶん。

 

それでも、白馬に乗ったレンジャーはすごくかっこよかった。白馬もいい子で可愛い。

アクションシーンがメインなので、とにかく観てとしか感想がない(笑)