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キングスマン あらすじと感想(ネタバレあり)

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キングスマン(字幕版)

あらすじ

高級テイラー「キングスマン」は、裏の顔を持っており、政府など特定の組織に依存しない独立系のスパイ組織の拠点であった。

キングスマンのエージェント、ハリー・ハート(コリン・ファース)は任務遂行中に、リー・アンウィンに命を救われ、亡くなったアンウィンの代わりに正義を貫くことを決意する。

リー・アンウィンには息子がおり、ハリーはリーの息子に電話番号が掘ってあるネックレスを渡す。

17年後、リーの息子は、エグジー(ゲイリー・アンウィン)と呼ばれていた。エグジーは海兵隊を辞め、不良少年として劣悪な環境で生きていた。ある時、エグジーは友人と一緒に車を盗んで警察に追われる羽目になる。エグジーは友人二人を庇って、一人で逮捕される。

頼る人のいないエグジーは、子供の頃ハリーから託されたネックレスの電話番号に電話する。エグジーはすぐさま釈放され、外で待っていたハリーに再開する。

街のパブでビールを飲みながら、エグジーはハリーから父親が死んだ経緯を聞かされる。そこへ街の不良たちがやってくる。街の不良は車を盗まれた復讐をするために、エグジーとハリーを取り囲んだ。

ハリーはあっと言う間に街の不良を一網打尽にし、エグジーを新たなキングスマンとしてスカウトする。

 

「キングスマン」の一員となるためには過酷な試験を突破する必要があった。エグジー以外の候補者は、有名大学を卒業したエリートばかりだったが、地頭と持ち前の運動神経で、エグジーは候補者として残り続ける。

「キングスマン」ではチームワークや口の堅さが重視されるため、飛行機から降下中に、犬を相棒としてしつける訓練といったものから、パラシュートがない仲間を助けるという試験や、口の堅さを検証するために、線路に縛り付けられて列車に轢かれそうになるような過酷なものまで様々であった。

しかし、エグジーはなんとか試練を突破し、唯一残った同僚ロキシーと新たな「キングスマン」のメンバー、「ランスロット」の座を奪い合う事になる。

最後の試練は、訓練を一緒に過ごして来た相棒である犬を銃で撃ち殺すというものだった。エグジーは引き金を引くことができなかったが、ロキシーは引き金を引き、彼女が新しい「ランスロット」になり、エグジーは「キングスマン」にはなれなかった。

 

一方、ハリーは同僚のランスロットが殺された理由を探っていた。ハリーは、ヴァレンタインという富豪が、世界人口を縮小させるという計画を企んでいる事をつかむ。同僚のランスロットは彼の計画を追う途中で、彼の側近で、両足に凶器を仕込んだ女「ガゼル」に殺されたのだった。

ヴァレンタインは、通信事業会社を利用して、世界中に人体に埋め込む生体チップを普及させていた。その生体チップは、人々を暴力的にする周波数を発生させる装置が仕込んであり、ヴァレンタインの計画は衛星を使って世界中の人々に殺し合いをさせることだった。

ハリーはヴァレンタインと接触し、彼の計画を阻止しようとしていた。しかし、ヴァレンタインが仕掛けた罠に嵌ってしまい、暴力的になった民衆に襲われる。民衆に仕込まれた生体チップが発生させる周波数は、ハリーの闘争本能をも刺激し、ハリーは戦う事を選んでしまう。民衆をなんとか倒したハリーだったが、手負いの上に武器も尽きてしまった。ハリーは待ち伏せしていたヴァレンタインに撃たれて死亡する。

ハリーが撃たれるところをライブで観ていたエグジーはショックを受けると同時に、ヴァレンタインの計画を阻止しようと動き出す。

感想

ハイテクスパイもの。シリアスなところとネタっぽいところの使い分けが上手く、重くなり過ぎず、軽くなりすぎず、ちょうど良くまとまっている。

傘に仕込んだシールドと散弾や、ボールペンの毒薬など紳士なアイテムにスパイガジェットが仕込んである。男子諸君は絶対に好きだろう。

適役には、アフロ・サムライで有名(?)なサミュエル・L・ジャクソンが抜擢されており、暴力が嫌いなのに暴力的に世界を破壊しようとする個性的なキャラクターを演じている。

前半はエグジーがキングスマンの一員になるため、奮闘するストーリーで、奇抜なミッションをなんとかくぐり抜けるところが魅力である。

後半はサミュエル・L・ジャクソン演じるヴァレンタインとその秘書兼ボディーガードのガゼルの本拠地に乗り込んで、ヴァレンタインの人工減少計画を阻止する。

一方、ランスロットは高所恐怖症なのに、一人気球に乗って、ミサイルで衛星を打ち落とし、エグジー潜入の時間稼ぎをする。

何故か試験をパス出来なかったエグジーがいいところを持って行く展開だが、観ている途中ではあまり気にならなかった。

個人的には、ヴァレンタインのキャラがとても立っていたと思う。壮大だけど割と杜撰な計画と、本質からズレたこだわりが、キャラに愛嬌を与え、憎めない感じになっている。

最近、新作が公開されたので、そちらも観てみたい。予告だと、ハリーが生きてるっぽいけれど、どうなのか気になる。