アバウト・タイム

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アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ (字幕版)

 

レイチェル・マクアダムスが可愛くて、観ることに。

昔は海外の女性に多い、ふっくらした二の腕が苦手だったのだが、最近は歳を重ねたせいか、その辺も含めて魅力的に思えてきた。レイチェル・マクアダムスは、どこか母性を感じさせる雰囲気のある女優だ。この映画も、子供が生まれたりして、母親の役をしているのだが、理想の母親といった感じである。

 

パッケージは恋愛映画っぽい(その方が受けがいい?)が、内容はどちらかと言えば、家族愛みたいなものがテーマとして全面に出ているように思う。特に、ビル・ナイ演じる主人公のパパが魅力的だ。あんなお父さんがいれば、人生すごく楽しいんじゃないだろうか?

 

ただの日常系ドラマに終始せず、ちょっと不思議な力を持つ主人公という設定も、すんなりと馴染んでいて、なんだか心地良い映画だった。

 

あらすじ

 

イギリスの田舎に住むティム(ドーナル・グリーソン)は、父(ビル・ナイ)と母(リンゼイ・ダンカン)、叔父のデズモンド(リチャード・コーデリー)、妹のキット・カット(リディア・ウィルソン)と暮らしている。

21歳になったとき、父から呼び出されて、一族の秘密を告げられる。一族の男は、タイム・トラベルが出来るのだと父は言う。

夏になると、妹キット・カットの友達のシャーロットが夏休みを過ごすため、家に滞在するようになる。ティムはシャーロットを意識するようになり、シャーロットが帰ってしまう最終日に告白するも、うまくいかなかった。もっと早く告白してくれれば、と言うシャーロットの言葉を真に受けたティムは、タイムトラベルを駆使して、再度シャーロットに告白するが、結果は同じであった。

夏が終わると、ティムはロンドンに出て弁護士を目指す。父の知り合いで、人間嫌いのハリーと一緒に住む事になる。ある日の夜、ティムは暗闇で相手の顔が見えない、変わったレストランで遊んでいた。店を出た後、女性を誘おうと試みるが、一体どんな女性が出て来るのかドキドキしながら外で待つティム。後から店を出てきたのは、ハッとするような美人だった。彼女は出版社で働くアメリカ人女性でメアリーという名前だった。メアリー(レイチェル・マクアダムス)から電話番号を聞く事に成功したティムは、心を躍らせながら帰路に着いた。

家に帰ってみると、脚本家のハリーが劇の公演がうまくいかずに落ち込んでいた。ティムはタイムトラベルの力を使って過去に戻り、劇を成功させた。

タイムトラベルの力を使ったせいで、メアリーの電話番号が消えている事に、ティムはこのときまだ気付いていないのだった。

 

この映画の魅力

 

監督は、ラブ・アクチュアリーのリチャード・カーティス。日常のちょっとした喜びを撮影するのがとてもうまい。

でも、今回はなんとタイムトラベルものだった。あまり日常とは言えない要素を持ち込んではいるが、仰々しさや子供っぽさは無く、いい感じにストーリーに馴染んでいるところがすごい。

何度も過去をやり直すことができる主人公なわけだが、その力が逆に、今目の前にある日常がいかに素晴らしいものであるかを理解させてくれるのだ。

 

外人と言えば、日本人よりも全然コミュ力が高いという先入観があるが、ドーナル・グリーソンはどちらかと言えば隠キャの方に入るだろう。タイムトラベルでティムを知らない事になっているメアリーに、必死にアプローチする姿はちょっと痛々しいが、妹のキット・カットはなんとか兄が頑張れるように応援してくれる。日本にはない、ある意味、欲望に正直な人間関係も、海外の映画をみる上での一つの魅力だ。

 

個人的には、ティムがメアリーの父親にオーラルはまだしていません(だったかな? ちょっとうろ覚え)と空気を読めずに言ってしまうシーンが一番面白かった。笑

メアリーは家柄が割と厳格らしく、父親は相当怪訝な顔をするのだが、映画としては笑いどころなのだろう。

 

全体として

 

ラブ・アクチュアリーに関してもそうなのだけれど、監督のリチャード・カーティスの目には、この世界はまんざら悪くないものに見えているのだろう。悪い事もまあ起こるけれど、全体としては楽しいよね、というような。そうした雰囲気が、まあ私のようなダメ人間でも、明日からまた頑張るかなーという気にさせてくれる。この映画を観終わったあとは、ちょっと誰かに優しくしようかな、と思ってしまう。

 

おすすめ度    ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

元気出る度    ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

SF度       ⭐︎⭐︎⭐︎

 

土曜日の晴れた昼なんかに、時間が空いていたら観ることをおすすめする。きっと休日がいい気分で過ごせることだろう。

 

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